Our Mission

 Social Gallery KYEUMは都市、アート、文化、平和、そしてアジアと関連した社会的課題について文化的な手法を用いて、問題の理解、改善、かかわり方を模索するカルチュラル・コレクティブです。 平和研究者と建築家が主軸になり、日本国内外の作家、研究者、市民活動家、ジャーナリスト、アーティストたちとコラボしつつ、展示会、ブックトーク、勉強会、対話サロンなどを展開しています。

2025年度の活動

* 人文対話(INMOON SUDA/ 인문수다)

 文学作品を通じて異文化を知る、理解する、そして語り合うことをテーマに掲げた、メンバー制ブッククラブ形式の活動を展開します。

* KYEUM Series「Diversity, Equity and Inclusionをとりまく分断

* KYEUM GACHI PROJECT「分断をまたぐ/ Going Beyond the Divide/ 분단을 넘다」

KYEUM GACHI PROJECT 「分断をまたぐ」 Vol.2 KOREA Fieldwork


「ごあいさつ」
私たちが生きる世界には、はっきりと目に映る境界だけでなく、意識しないまま日常の中に染み込んでいる境界があります。国境や制度の違い、歴史の語り方、記憶の扱われ方、そして他者を想像するときの限界。それらは形こそ異なれど、いずれも「分断」という言葉で括られうる現象です。しかしその多くは、日常から離れた、遠い世界のもののように思われる。
本展示は、自分たちから離れた世界にある分断を身近なものとしてとらえようとする試みです。
兵役へ向かう友人の背中。
南と北に別れた島の、交わらない歴史。
海の底に残された声の余韻。
そして、私たちの日常に紛れ込む小さな断絶。
これらの展示は、異なる(視点、地点、事例、出来ごと) から「分断」という現象を照らし出します。
「分断」は、私たち自身の立場や感情、日常にも関わっています。
ここでの体験が、「分断」を見つめ直し、皆様が世界を見つめ直す機会となれば幸いです。

*You Tube KYEUM CHANNEL

Annual Report

Annual Report 2024 (準備中/ 旅の模様をお伝えするフォト紀行文形式で準備中です。Coming up soon) 

Annual Report 2023

Annual Report 2022

Annual Report 2021

 

街場のアイデンティティを考える

 ICOMOSまで警告を出した神宮外苑の樹木伐採問題。人間が「問題」と捉えたものはたいてい「解決」できるという話を聞いたことがあります。「解決」できないものは「運命/宿命」と捉えるからだそうです。 

 直接的につながっているかは皆さんの判断次第ですが、以下の問題意識から9月24日の企画が展開されますので、改めてお知らせします。いつもの仲間と新たに関心を示してくださる方々に支えられて、今回ももう少しで満席です。

 「いつまで東京、ソウル、シンガポールは大型事業の再開発を進め、どこに行っても同じ景色の画一社会を生み出し、またどこに行っても同じ商品を販売する消費社会を助長すれば気が済むのだろうか」。そこからコミュニティの交流と対話、信頼は生まれるのか。

 本屋や文房具、喫茶店、銭湯、公園など街場の生活文化を支えてきた場(間)が失われ、対話や居場所が失われつつある。そこにしかない資源や物語が、フランチャイズ化された商品などに置き換えられる。どこに行っても同じ「スマートシティ」を掲げたり、一部の富裕層のみが喜ぶ高級な設備をつくるよりも、レトロ風の街場固有の文化を保ち、人々の姿を保存したり再発見するほうが付加価値の高い、都市の魅力とプライドになり得ると考える。そこにしかない、暮らしを守るのである。

 そのような街場の記憶や記録を再開発の際に取り組む場合もあるが、演出されたレトロはどこか疑似的であり、物語の主体性が見えてこない。画一化、均質化、環境美化、区画整理、経済成長などのキーワードに塗り替えられてしまいがちな街場のアイデンティティを如何に保存し、また再発見するかが問われている。地元の街場の個性が無くなり、タワーマンションとショッピングモールをひな形とした消費主義が進むことへの歯止めが必要である。